南河内橋の橋門にやって来ると明かりが点いており、仄かな光で赤い鋼鉄の柱と橋門上の装飾が照らされておりました!🌉
南河内橋は先のブログでもご紹介した通り、レンティキュラートラス構造という特殊な構造をしておりまして、こうして間近で見てみると、幾多の鋼材を繋ぎ合わせて一方は上向きに弧を描くように連なっていき、もう一方は下向きに弧を描くように連なっていき、丁度真ん中でクロスして、今度はお互い反対側に弧を描いて対岸に繋がっているのが分かりますね!😆✨
ちなみに、こちらの南河内橋の設計から建設の総指揮も、河内堰堤と同じく官営八幡製鐵所の職員が行っており、職員が視察のためアメリカペンシルバニア州にありますピッツバーグを訪れた際、スミスフィールド・ストリート橋を見て南河内橋の着想を得たそうです。
日本にはレンティキュラートラス構造の橋というのはこの南河内橋しか残っておりませんが、アメリカにはおよそ50橋のレンティキュラートラス構造の橋が残っておりまして、南河内橋建設のキッカケとなったスミスフィールド・ストリート橋も現存しているようです。
「土木は悠久の記念碑」というヨーロッパの土木哲学の元、この南河内橋も官営八幡製鐵所の技術力の記念碑として、これからも長く残って欲しいものですね!👍✨
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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