大刀洗レトロステーションで撮影をしていると、大刀洗駅に甘木鉄道の車両が入ってくるのが見えたので、急いで駅の方へと向かい、停車している車両を撮影させていただきました!📸✨
こちらの写真の車両は甘木鉄道AR306でありまして、ディーゼルエンジンを搭載した気動車であり、外面塗装は朝倉高校の生徒さんがデザインしたもので、桜をイメージした綺麗なピンクに全面が塗装されていました🌸
甘木線の起こりには大刀洗飛行場が影響しておりまして、1919年(大正8年)に大刀洗飛行場が設立されると、それまでは軽便鉄道(一般的な鉄道より簡便で安価な鉄道)である中央軌道と朝倉軌道で物資の輸送がされておりましたが、軽便鉄道では輸送力に限界が訪れたため、国鉄による大刀洗飛行隊第4連隊鉄道引込線の新設が計画されると、1935年に建設が始まり、1939年の4月28日に開業しました。
これが後の甘木線でございます。
国鉄甘木線では貨物、旅客両方の輸送がされておりましたが、戦後になると開業理由となった大刀洗飛行場は閉鎖され、後に飛行場跡地にできたキリンビール福岡工場の貨物輸送を行っておりましたが、それもトラックでの輸送に完全転換されたので、1984年、貨物営業はそこで終焉を迎えました。
一方旅客営業はというと、こちらも並走するバス路線と西日本鉄道が運営する西鉄甘木線に客を取られてしまい、1982年には廃止路線となる第一次特定地方交通線に指定されましたが、そこで第三セクターが発足し、1986年4月1日に甘木鉄道株式会社として新たなスタートを切りました。
以上が甘木線に関する歴史でございます!
今回は時間の都合上、列車に乗車することは叶いませんでしたが、また甘木朝倉を訪れた際には是非乗車してみたいものですね!!🚉
撮影地
使用機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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