河内貯水池といえばこちらの河内堰堤でございまして、そんな河内堰堤の周りにも桜が咲いておりましたので、一枚撮影させて頂きました!📸✨🌸
河内堰堤は河内貯水池の最も八幡・大蔵方面側に位置する場所にありまして、この堰堤が貯水池内の水を貯めたり、板櫃川へと放流したりして貯水池の水量を管理している、河内貯水池の肝心要な施設なのでございます!😎✨
河内堰堤は粗石コンクリート重力式のダムでありまして、この地で採掘された石を煉瓦のような長方形に切って、継ぎ目にはコンクリートと絶縁用塗料を塗って積み重ねて成形されておりまして、竣工から100年以上経った今でも漏水は認められず、現役で稼働し続けているそうです。
この河内堰堤の建設の総指揮を執った沼田尚徳は官営八幡製鐵所に所属する職員でありまして、建設前に英米で9ヵ月の視察を終えた後、「土木は悠久の記念碑」というヨーロッパの土木哲学を理念に河内堰堤が建設され、上記のようにダムとしての機能は十分であることは勿論のこと、弁塔や天端には切石の他に、割石や野面石など様々な石を使用して細かく装飾が施されておりまして、まさにダム全体が一つのオブジェとして完成されていることが伺えます。
ちなみにこの河内堰堤の建設には8年間で約90万人の人々が導入されたようですが、殉職者は一人も出ておらず、ここからでも当時の官営八幡製鐵所の人員管理力の高さが分かりますね。
鉄鋼だけではない、八幡製鐵所の総力が集結して造られたのがこの河内堰堤なのでございまして、これからも弁塔に刻まれている言葉「萬古流芳」のもと、美しいままに永遠と現役で稼働していただきたいものですね!😆✨
撮影地
使用機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】
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