官営八幡製鐵所旧本事務所前を離れ、次にやって参りましたのは官営八幡製鐵所の製鉄の要である高炉が残っている、東田第一高炉跡前になります!🏭
写真にあります、白い長い煙突と短い柱のようなものが3本連なっている建造物が熱風炉と呼ばれ、高炉内に熱風を送るための施設でありまして、その隣にあります灰色の建築物が鉄鉱石から銑鉄を作りだす、高炉本体となっています!👍✨
実はこの東田第一高炉のある東田地区には、かつてスペースワールドという北九州を代表する一大テーマパークがありまして、そのスペースワールドにあったスペースシャトル「ディスカバリー号」の等身大模型は当時東田地区を代表するランドマークでありましたが、それと同等な位、当時から目立っていたのがこちらの東田第一高炉でありました!🤩
東田第一高炉は1901年(明治34年)に、官営八幡製鐵所が所有する高炉として開業しました。
東田第一高炉の建設当初は日本には近代製鉄の技術に関するノウハウが無かったため、欧米に関する調査を行った結果、当時の日本の鉄鋼需要と似ていたドイツから技術を流用する運びとなりました。
高炉の設計に関してはドイツの鉱山を実際に営業している会社に委託し、建設に関しては高い給料を払って多くのドイツ人技師を日本に呼び寄せて起用していたため、莫大な資金を投じることとなりました。
しかし実際に東田第一高炉が完成し起動し始めると、使用する鉄鉱石の性質がドイツと異なることから銑鉄作業が上手くいかず、生産成績は予定の半分ほどにしか至りませんでした。
その結果、赤字はどんどんと膨らんでいき、開業してから僅か1年後、東田第一高炉はなんとここで一度、操業停止を余儀なくされてしまったのです……。
ということで、長くなりましたので今回はここまでとさせて頂きます!
東田第一高炉のその後につきましては、また次回のPhotoBlogにて記そうと思っておりますので乞うご期待!😆✨
長文となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!🙇
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】
コメント