こちらは豊前国分寺の三重塔の真下から、広角レンズを用いて撮影した写真になります。📸✨
真っ直ぐに並ぶ扇垂木、そして複雑に組まれた手先一本一本の紅色が美しく、黒い屋根瓦、金色の相輪がアクセントとなって、塔全体の造形美をより引き立ててくれています。✨✨
いやぁ……本当に見れば見るほど引き込まれる、素晴らしい三重塔ですね!🥰
しかしこの三重塔が今もなお美しく現存するその下地には、多くの人々の苦労と努力、そして時代を超えた結束力があったんですねぇ~……😌
江戸時代中期、元禄時代に復興した豊前国分寺ですが、しかしそこに三重塔の姿はありませんでした。
三重塔の復興が叶ったのはその約200年後、徳川将軍家が政権を朝廷へと返上し、日本に新たな文明が芽吹いた明治時代。
当時の豊前国分寺の住職であった宮本孝梁師が三重塔の再建を発願し、それにより多くの寄進を得ることができて、ようやく三重塔の再建工事がスタートいたしました。
そして着工から七年後、ついに三重塔は再建され、豊前国分寺は今の形に復興を遂げることができたのでございます!🎊🎊
……がしかし、これももう100年以上前の話でありまして、三重塔はその間の老朽化によって再び倒壊の危機に立たされておりました。😱
そこで昭和六十年から二年に渡る解体修理が施され、塔の安全性と明治時代に再建された当時の美しさが現代に蘇ったのでございます!✨✨
……と、以上が豊前国分寺のこれまで歩んできた歴史を、私なりにざっとまとめさせていただきました。📝
長文となりましたが、最後まで読んでいただき、真にありがとうございました!🙇
撮影地
使用機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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