大刀洗平和記念館本館の二階からは九七式戦闘機乙型のほかに、零式艦上戦闘機三二型や震電の姿を上から眺めることができます!👍✨
上から機体を見てみると、三二型の主翼はYの字になっておりまして、翼の先端がほかの戦闘機のように丸くはなっておらず、角になっているのが一目瞭然ですね!🔍
もっと細かい所を見てみると、左の補助翼やフラップには「オスナ」「ノルナ」の文字がありまして、零戦はエンジンが掛かるとプロペラも回り始めるため、格納庫から出す際はエンジンを切って人の手で押していたそうですが、その際に補助翼を持って押さないようにするための注意書きなのでしょうねぇ🤔
それほどまでに補助翼は軽く、繊細に出来ているというのがこの「オスナ」の注意書きから伝わってきました!👍✨
一方のフラップは押しても良いのですが、「ノルナ」となっていますので、恐らく操縦席に搭乗する際に、誤って踏んづけてしまわないよう注意を促しているのでしょうね!😉
細かい所までずっと見ていられるほどに美しい三二型や、世にも珍しいジュラルミンが剥き出しの九七戦、そして幻の戦闘機震電の実物大模型など、零戦や戦闘機、航空機好きにはたまらない展示物に加え、東洋一の飛行場と呼ばれた大刀洗飛行場で、その恩恵を受けて暮らす人々の生活模様の痕跡と、要衝に住むが故に起きてしまった大刀洗大空襲による住民被害と、焼夷弾によって焼けただれた遺品の数々が展示されており、軍事による恩恵と災難の二面性について、改めて考えることができました。
また、特攻に参加して亡くなった方々の遺品や遺書、実際に特攻を行ってバラバラになってしまった戦闘機の部品を海から引き揚げたものなども展示されておりまして、若い人材を使い捨てにした挙句、思った以上の戦果を挙げられなかった特攻とは一体何だったのか……同じ過ちを二度と繰り返さぬよう、こちらも十分に考える必要がありそうですね。
とまあ、以上のように数々の学びや貴重な資料を見ながらの経験を積むことができますので、零戦や戦闘機に興味がある方はモチロン、戦争史に興味がある方や、長崎、知覧に続いてこの大刀洗も、これからを担う若い人たちへの戦争学習の一環として十分に利用することができますので、大刀洗平和記念館、是非一度足を運んでみてください!🚗💨
撮影地
使用機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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