香椎宮の本殿は全体が透塀で囲まれているため、一般の方は立ち入ることができないのですが、どうにか本殿の姿を写真に収めたいと、社殿の周りをグルグル回っていると、丁度本殿の真裏にあたる、大きなクスノキが立っている場所が本殿の姿を唯一捉えられるスポットであったため、大楠を背に本殿の写真を一枚撮らせて頂きました!📸✨⛩️
写真を見て頂くと、手前の透塀と比較しても分かる通り、本殿は赤色よりももっと黒めの色をしておりまして、深紅や緋色に近い建物となっており、屋根はヒノキの樹皮を用いて施工された檜皮葺(ひわだぶき)となっております😊
香椎宮本殿は神亀元年(724年)に建立されましたが、実は現存している本殿は江戸時代後期に再建されたものでございまして、享和元年(1801年)に福岡藩第10代藩主であります、黒田斉清の命によって建てられることとなりました。
入母屋造に切妻屋根が複雑に連結しておりまして、写真からは見えませんが、正面の大千鳥破風、そして左右の車寄せなど変化に富んだ造りとなっており、更に内部も梁間三間を外陣、内陣、内々陣と分けられているのですが、その内の外陣の左右には獅子間という間取りが存在し、このような構造の建物は香椎宮本殿にしか見られない独特なものであることから、この構造を「香椎造」と呼び、国の重要文化財に指定されております。
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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