炭鉱記念公園には第一伊田竪坑櫓や伊田竪坑煙突のように、かつてこの地にあった三井田川鉱業所が稼働していた頃に実際使用されていた施設跡地の他にも、多くの炭鉱関係のモニュメントがありまして、その中の一つがこちらの写真にあります「炭坑夫之像」になります。
日本最大級の石炭産地であった筑豊炭田の中でも、三井田川鉱業所がある伊田竪坑は主力の石炭産地でございまして、そこでは多くの方々が炭鉱関係の仕事に就いており、男性は主に炭鉱内に入って石炭を採掘し、女性は採掘された石炭の選炭作業を行っていたようです。
まだ蒸気で発電をしていた頃は、毎日昼夜絶え間なく、三井田川鉱業所にある伊田竪坑煙突からは黒い煙が吐かれており、炭坑節にも「あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん煙たかろう」とその当時の様子が唄われております。
そして時代は流れ、現在の田川には黒い煙一つ無く、澄み切った青空が広がっており、自然の豊かな場所になりました。
今のこの田川の青い空を見て、果たして炭鉱夫のこの二人は一体何を思うのでしょうか……😌
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】
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