こちらの社殿は香椎宮の奏楽殿でありまして、春秋両大祭での獅子楽や香椎宮太神楽などが舞われる際、こちらの社殿内では雅楽の演奏がされているのですが、普段は静寂な空間が広がっておりました!😌
獅子楽というのは獅子舞と同じで、二頭の獅子が舞いを踊るのですが、その舞いを行う際に雅楽を演奏しながら舞われるので獅子楽だと言われております。
現在は県の無形民俗文化財として守られている獅子楽でございますが、実は一度廃絶していることが香椎宮続編年記草稿などの記録に残されておりまして、現在舞われている獅子楽は江戸時代中期にあたります、延享元年(1744年)の勅使参向の年に復興されたものだと言われております。
しかし第二次世界大戦後になりますと、香椎宮雅楽全体が衰退してしまい、存続が危ぶまれることもありましたが、昭和46年(1971年)に香椎宮雅楽保存会が結成され、平成17年(2005年)には香椎宮太神楽の復活を果たすなど、保存会の会員さんや香椎宮の職員さん、そして地元の方々の協力があって、今もなお香椎宮雅楽の文化は紡がれていっているようです☺️
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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