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PhotoBlog:40 なだらかに流れる筑後川

Photo No.40 なだらかに流れる筑後川/撮影地 福岡県 久留米市 京町

水天宮総本宮の西の鳥居から境内を出ますと、すぐ隣には九州地方最大の河川、筑後川が流れておりました!📸✨

筑後川の水源は阿蘇山でありまして、そこから熊本県、大分県、福岡県、佐賀県の4つの県にまたがり、流域面積約2860㎢の道のりを辿って、最後には有明海へと流れ着きます。

上流部には、黒川温泉付近を流れる田の原川、杖立温泉付近を流れる杖立川、奥日田を流れる大山川、そして旧日本海軍の重巡洋艦三隈、海上自衛隊護衛艦みくまの名前の由来となった三隈川がありますが、これらの河川も筑後川水系に含まれております。

また、筑後川は利根川、吉野川と並び日本三大暴れ川の一つとされており、かつてより洪水や水害の多い河川だと言われておりまして、2017年7月に起きた九州北部豪雨の際に、河川が氾濫して大水害を起こしたことは記憶に新しいかと思います。

特に筑後川水流系で水害が酷かったのが日田市、朝倉市、東峰村(東峰村周辺を流れる大肥川は筑後川水流系の分流であるとされています)周辺の地域なのですが、全体的に復旧は完了に向かっているものの、一部では未だに工事が続いており、更に北部豪雨以降、度々大雨が降るようになったので、復旧をしてはまた崩れ、復旧をしてはまた崩れと、イタチごっことなっている箇所も見られます。

このような水害がある反面、多くの恩恵もこの筑後川はもたらしておりまして、稲作などの農業が盛んな筑紫平野では大切な水源、水路となっており、また水車や水力発電所などが置かれて動力源ともされ、更に江戸時代から昭和時代後期までは水運を行う運河としても重要な役目を果たしておりました。

古より流域に多くの恵みをもたらしてきた筑後川。
暴れ川という一面も理解しつつ、これからもその恩恵を享受させて頂きたいものですね😌

撮影地

使用機材

Camera: OM-5【OM SYSTEM】

Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】

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