吉祥寺本堂前を藤の花を眺めながら探索していると、本堂のすぐ横に慈母観音の像がありましたので、手前にあった藤の花と一緒に一枚撮らせて頂きました!📸✨
藤見の観覧客の中には子連れの方も多く、慈母観音様も子供を連れて藤の花を見にやって来たようにも見えなくないですよね(笑)😄
吉祥寺の創建は1217年(建保5年)と伝えられており、浄土宗の第二祖である聖光上人(鎮西上人)が自らの生誕の地に母親を弔うため、建立されたお寺だと言われております。
聖光上人の母である聖養はこの地で聖光上人を出産しましたが、その出産が難産となりまして、聖養は聖光上人を出産したその日に亡くなってしまったそうです。
つまりこの吉祥寺の地というのは、聖光上人の生誕の地と同時に、母の聖養が亡くなった地でもあるということなんですねぇ……
この慈母観音像は後世に作られたものだと思いますが、境内にある観音像の中で最も本堂の近くにある観音像でございまして、もしかしたらこの吉祥寺のルーツに準じてここに置かれたのではないかと想像してしまいました😌
ちなみに吉祥寺の御本尊は木造阿弥陀如来坐像でございまして、こちらの阿弥陀様は聖光上人自らが彫ったものとされており、裙帯を少し高い位置で結んでいることから「腹帯阿弥陀如来」とも呼ばれておりまして、安産祈願の仏様として今も信仰されているようです。
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】
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