撮影当時が1月だったこともあり、16時を過ぎるともう日が暮れ始めたので、日暮れ前の中間の空と遠賀川水源地ポンプ室の写真を撮影させて頂きました!📸✨
さて、それでは今回は遠賀川水源地ポンプ室について少し解説をさせて頂きます!🧑🏫
遠賀川水源地ポンプ室は1906年(明治39年)に建設が開始され、その4年後の1910年(明治43年)に竣工しました、官営八幡製鐵所によって建てられた取水施設になります。
1904年(明治37年)2月に勃発した日露戦争を皮切りに、国内では鉄の需要が急拡大しました。
日露戦争終結後、軍備としての鉄の需要に加え、今度は民間の鉄の需要も急騰し、八幡製鐵所はその需要増加に応えるべく、施設の拡張を計画しておりました。
拡張計画は3度にわたって行われましたが、その内の第一次拡張計画にて、製鉄に必要な工業用水を確保すべく新設されたのが遠賀川水源地ポンプ室でございました。
遠賀川水源地ポンプ室はボイラー棟とポンプ棟の二棟が連結した大型のイギリス積み赤煉瓦造りの建造物でございまして、水を汲み上げる動力には蒸気機関が利用されておりました。
動力源はその後、1950年(昭和20年)に蒸気機関から電気に更新されましたが、建設されてから115年経った今もなお、遠賀川のほとりで水を汲み上げ、その水をおよそ11km離れた八幡の製鉄所まで送っております。
目まぐるしい近代日本の鉄鋼業の発展の一端を担ったレジェンドでございますが、これからも北九州地区の重工業の発展に力を貸して頂きたいものですね!😌✨
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】
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