平成筑豊鉄道の列車が通過していき、内田三連橋梁の下を通過して上流側から下流側へと移動すると、そこから見えた三連橋梁は切石が露わとなった堅牢な石橋のイメージがある上流側とは異なり、綺麗に赤煉瓦が積まれ、そこからは上品さすら感じる、近代日本を象徴する鉄道橋だったのでございます!😍🌉
以前上流側の内田三連橋梁の姿についてフォトブログでまとめた際、こちらの橋梁は上流側と下流側で見え方が一変するリバーシブルのような橋梁であるとご紹介したのですが、上流側の橋梁の写真と見比べて頂けると、その意味がハッキリ分かって頂けると思います😁
おそらくこのような、上下で全く違う見た目になる橋梁は、日本でここだけなんじゃないかなぁ〜と思うのですが、どうなんでしょうかね?🤔
ちなみに内田三連橋梁は単線の橋梁なのですが、実は設計当初の段階では、将来的に複線化を行うことを想定し、橋が設計されたのだそうです。
橋梁の煉瓦部分は、煉瓦が交互に突き出て凹凸状に組み上げていく「げた歯構造」と呼ばれる積み方がされているのですが、この凹凸が表面に残っているのは複線化に伴う路盤を拡張させる際に、煉瓦を加えれるようにするためだと言われているそうです。
また橋の基底部である切石の部分にも凹凸が残っているのも、この橋梁がまだ拡張される予定にあったことを示しておりますね。
しかし橋梁はこれ以上拡張されること無く、複線化には至らなかったのですが、とはいえ、この煉瓦の凹凸が模様のように見えて見た目も美しいですし、当時の建築方法を分かりやすく見ることができる、今となっては貴重な資料となっているのですから、いやはや……どう転ぶか分からないものですねぇ~😅
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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