こちらの樹木は「魂依の木」と呼ばれるイチイガシの木でございまして、ここ八幡竈門神社の御神木として鎮座しております🌳
魂依の木の樹齢は推定約500年と言われており、木の幹は一部を除いて囲まれるように空洞になっていますが、根は太く方々の地面に巡らせ、枝からは新緑の葉が生い茂っており、御神木としての力強さというものを、見ていて確かに感じ取ることができる樹木でございました!💪✨
ちなみに魂依の木こと、イチイガシの木は西日本の寺社林に植えられていることが多く、4月から5月頃には雄花と雌花を咲かせ、その内の雌花が受粉しますと、秋頃にはドングリを形成します。
イチイガシから実るドングリは灰汁抜きをせずに食べることができるため、縄文時代から食料として食べられており、現在でも南九州の一部では、イチイガシのドングリのデンプンを固めて餅のようにした「イチゴンニャク」を作って食べる風習が残っております。
また、イチイガシを使って製材された木材は硬くて重く、丈夫であるため、弥生時代には田畑を耕す鍬や鋤の素材として使用されていたりと、古くから我々と親しみのある樹木なのでございます。
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】



コメント