PhotoBlog:225 水神の龍

Photo No.225 水神の龍/撮影地 大分県 別府市 内竈

八幡竈門神社にまつわる伝説の一つ、龍の水神の伝説につきましては以前もご紹介させて頂きましたが、実はこの龍の水神を描いた絵というのが境内にありまして、それがこちらの拝殿の天井に描かれております、八幡竈門神社拝殿天井画でございます!🐉

今回の写真につきまして、皆さんには一つお断りがありまして、実は今回の写真、見やすくするために反転処理をしており、通常、参拝者はこの天井画を拝殿の外から見ることになりますが、その場合ですと天井画は逆さに見えるようになっておりまして、拝殿奥にある本殿から見ると、今回の写真のような正位置になるようになっておりますので、実際にご観覧される際は多くの方が逆さで見る形となりますので、是非とも注意して頂きたいです。

さて、こちらの八幡竈門神社拝殿天井画ですが、黒い靄の中に白い龍の水神が描かれておりまして、龍は多くの伝説で天と地を自由に行き来することができると言われており、また、この黒い靄はおそらく混沌とした地上を指しているのではないかと思われることから、こちらは天から地へ姿を現した時の龍の水神の姿を表現した絵であると、私は見ていて思いましたねぇ😌

ちなみに、この天井画の両端に記されている文字ですが、文字は右から「謀計雖雖為眼前利潤必当神明之罰」と記されておりまして、更に左には「正直雖非一旦依怙終蒙日月之憐」と記されております。

これを口語訳すると、右から「謀計は眼前の利潤たりといえども、必ず神明の罰に当たる」という訳になり、さらに左は「正直は一旦の依怙に非ずといえども、終には日月の憐みをこうむる」という訳になります。

つまり右には「謀を巡らし、人を陥れて目の前の利益を得たとしても、必ず神明(天照大御神)の罰が当たりますよ」ということが記されておりまして、左には「正直であることで、すぐに利益を得られるものではありませんが、最後には報われるものです」という、どちらも心構えに関する訓戒が記されております。

撮影地

撮影機材

Camera: OM-5【OM SYSTEM】

Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】

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