PhotoBlog:226 鬼が造りし九十九の石段

Photo No.226 鬼が造りし九十九の石段/撮影地 大分県 別府市 内竈

八幡竈門神社最後の撮影スポットはこちらの神社へ向かう参道であります、石階段でございまして、実はこの石階段、人が造ったものではなく、なんと鬼が造った石階段なのでございます!👹

以前当ブログでは、八幡竈門神社にまつわる伝説の一つであります、人食い鬼の伝説についてご紹介しましたが、その伝説の中で人食い鬼は八幡様より、石段を一夜にして百段造り上げることができたら、毎年村から一人人間を生贄として鬼に捧げるが、もし造れなかったら二度と村に近づくなという駆け引きを持ち込まれ、それを承諾した鬼は川や谷から岩を持ってきて積み重ね、石段を夜の内に造り始めるのですが、それがこちらの石階段なのでございます。

石階段は、下段の方は鬼にまだ心の余裕があったのか、丁寧な造りになっているのですが、上段になるに連れてどんどん階段の造りが雑になってきておりまして、タイムリミットが迫って焦る鬼の心情が、この石段から見て取れます👹💦

さて、これまでご紹介してきた人食い鬼の伝説なのですが、実はこの伝説には続きがありまして、結局百段の石段を造れなかった鬼はその場から慌てて逃げてしまったのですが、それでも九十九段まで石段を造り上げたその鬼の努力を、八幡様はちゃんと評価しておりまして、八幡様はその後、八幡竈門神社のもう一つの伝説の存在であります、龍の水神を使いに出して鬼を説き伏せ、なんと人食い鬼を改心させることに成功したのでございます。

その後、改心した鬼は別府地獄めぐりの一カ所であります、かまど地獄で地獄の門番をすることになりまして、龍の水神に再び悪事を起こさないか監視されつつも、真面目に門番として今も働いているのでございます。

以上が人食い鬼の伝説の後日談なのですが、まさかここで龍の水神の伝説と結びつくとは思いもしませんでしたねぇ〜!😳

しかし鬼であっても、ちゃんと努力をすれば神様に評価されて再起を図れるというのは、なんだか救いのあるお話ではありますよね☺️

ちなみに、改心して龍の水神に監視されながら地獄の門番の仕事をする鬼の姿は、かまど地獄のシンボルとなっておりまして、かまど地獄2丁目という場所で見られますので、是非かまど地獄へお越しの際は、鬼の働きぶりをご覧になってみてください!😁✨

撮影地

撮影機材

Camera: OM-5【OM SYSTEM】

Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】

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