前回はあるかぽーとにて一般公開されていた陸上自衛隊の装甲車、96式装輪装甲車をご紹介させて頂きましたが、今回も前回に引き続き陸上自衛隊の車両から、16式機動戦闘車についてご紹介させて頂きたいと思います!👍✨
こちらの16式機動戦闘車でございますが、パッと見で最も目を引くものといえば、やはり車両真正面にある大口径の砲塔でございまして、こちらは105mmライフル砲と呼ばれる戦車砲でありまして、その砲身の口径数は52口径もあるのだそうです。
更に16式機動戦闘車において特筆すべき点といえば、やはりその足でございまして、よく一般的に戦車と呼ばれる主力戦車の足は履帯(りたい)になっておりまして、履帯というのはまたの名をキャタピラというのですが、こちらの16式機動戦闘車は96式装輪装甲車と同じコンバットタイヤが装備されておりまして、移動中は極力自走しない主力戦車に対して、16式機動戦闘車は自走での運用が可能であり、なおかつ道路上ではかなりの速度で走ることができるため、即応力に富んでいる車両であると言われております。
しかし装輪であるが故のデメリットもありまして、まず一つが射撃命中精度が履帯の車両に比べて低いことですが、これは高度な射撃統制システムなどの導入によって、順次カバーがされていっているようです。
デメリットの二つ目は戦闘区域においての機動性の低さであり、道路上での走行は装輪車に有利なのですが、こと戦闘区域内においては道路が破壊されていることが常であり、凹凸が激しく、脆い路面上ではやはり、車体が低くて安定性が高く、なおかつその場で方向の切り替えができる履帯のある車両の方が機動性に長けているとされております。
そしてデメリットの三つ目が、装輪車両はタイヤであることから重量に制限があるため、同世代の履帯のある主力戦車ほどの装甲と火力を与えることは、現状困難であるとされております。
以上のデメリットから、16式機動戦闘車は現状、主力戦車に成り替わるものではなく、あくまで主力戦車の行っていた任務の一部の代替を行うに留まっております。
しかしデメリットがあるということは、その分伸び代もあるということですから、これからの改良と後継機種に期待が高まりますね!😊
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】



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