あるかぽーとでの一般公開にて展示されていた、陸上自衛隊車両のご紹介を一通り終えた所で、満を持して主役であります、訓練支援艦くろべについてのご紹介を今回はさせて頂こうと思います!🛳️
訓練支援艦くろべの艦名は、黒部ダムで有名な富山県黒部市の黒部峡谷に由来しておりまして、前級の訓練支援艦あづまの旧式化と、近年の経空脅威と防空兵器の高性能化により、それに伴った訓練を行うため、1988年(昭和63年)5月に進水し、翌年1989年(平成元年)3月に海上自衛隊へと就役しました。
訓練支援艦は現在、こちらの「くろべ」以外に、もう一隻「てんりゅう」という二隻の艦船が海上自衛隊に就役しておりますが、どちらも艦級が異なり、くろべ型はくろべ一隻のみであり、姉妹艦は居らず、てんりゅうもまたてんりゅう型であり、姉妹艦はいません。
訓練支援艦くろべの主な装備は、艦首側の甲板にあります76ミリ単装速射砲と、対空射撃訓練にて使用されます、高速標的機Ryan Firebeeと無人標的機Chukar IIIの二種の標的機でございまして、標的機の使用時は四面のフェーズドアレイレーダーを駆使して、最大3機までの同時誘導と管制を行うことが可能なのだそうです。
近年は護衛艦の女性隊員の乗組員も増加傾向にありますが、実は海上自衛隊の艦艇において、最初に女性隊員の乗組員を乗船させたのが、この訓練支援艦くろべなのでございます。
そして以前別の記事でも記載させて頂きましたが、訓練支援艦くろべは2022年に公表された防衛力整備計画にて、2027年度までに引退することが既に決まっておりまして、一般公開の際も乗組員の方がそれを示唆することを言っておりました。
引退まで残り僅かな期間となっておりますが、各護衛艦の対空熟練度を上げるため、最後まで任務を全うし、事故等なくその日を迎えて欲しいものですね😌
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】


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