前回は香椎宮の御神木であります綾杉を引きの画でお見せしましたが、今回は寄りの画でございまして、あれだけの高さがある大木なだけあり、幹も立派に太く、葉も青々と茂っており、見ているだけでその生命力を分け与えて貰えるような、そんな力強さを感じる杉の木でございました!💪🌲
いやぁ……ホントに力強すぎて、木の幹の一部が柵からうねるようにして出てきているんですよね……ビックリしちゃいました😅
前回はこちらの綾杉が御神木とされている由来について記載させて頂きましたが、今回は何故綾杉が綾杉と呼ばれるようになったのか、その由来についてなのですが、それはこの寄りの画でも見えている、木の周りに青々と生えている葉の形が要因なのだそうで、杉の葉が交互に生えている様を見て、それが綾の模様に見えたことから綾杉と呼ばれるようになったと言われております。
単純といえば単純な理由なのですが、しかしそういう見え方ができるのが風流ですよね☺️
さらに綾杉は文化の面にも大きな影響を与えておりまして、鎌倉時代初期に後鳥羽上皇の勅命によって編纂された勅撰和歌集であります、新古今和歌集には綾杉を題材とした和歌が掲載されており、更に『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』など、明治初期から大正初期に活躍した近代日本文学の文豪であります、夏目漱石も綾杉についての句を残しておりました。
ホントに面子がすご過ぎて、一般庶民の私が紹介するのもおこがましく感じるほど、この綾杉というのは著名な御神木なのでございます!👍✨
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】
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