参道であります階段をずっと上っていきますと、八幡竈門神社の社殿前にある大きな白い鳥居が見えて来るのですが、鳥居の両サイドといえば、狛犬が鎮座していると多くの方がイメージすると思いますが、八幡竈門神社では狛犬ではなく、他の神社では滅多に見ない大きな茶色の丸い鉄の塊が置かれておりまして、実はこれ、2機とも本物の機械水雷なのでございます!💣️🤯
そもそも機械水雷、略して機雷とは一体何なのかと申しますと、簡単に言いますと艦船などを爆撃する水中兵器でございまして、敵船の航行の妨害や自国領海を敵船から防衛するために海中に設置し、遠隔手動またはセンサーなどによって自動で起爆させる武器でございます。
しかし何故、このような海の兵器が山の上の神社に置かれているのかといいますと、時は1914年(大正3年)、世界各国は連合国と中央同盟国とそのどちらにも属さない中立国とに分かれ、ヨーロッパを主戦場に第一次世界大戦が勃発しておりました。
そんな中、当時の大日本帝国は日英同盟に基づき、連合国側の一員として参戦することとなりまして、同年8月23日にドイツ帝国へと宣戦布告をしますと、ドイツが利権を持つ当時の中華民国山東省の青島に向けて陸軍を派兵し、攻略。
更には南洋諸島に向けて海軍を侵攻させ、ドイツ帝国軍の築いた要塞を次々と攻略していきました。
この大日本帝国とドイツ帝国の間で起こった戦争を日独戦争と呼びまして、第一次世界大戦が連合国の勝利で終結すると共に、連合国の一員であった大日本帝国は、この日独戦争に勝利したのでございます。
この日独戦争に勝利した記念と致しまして、別府亀川出身の旧日本海軍の有志によって1928年(昭和3年)に八幡竈門神社に奉納されたのが、この一対の機雷なのでございます。
当時の機雷は第一次世界大戦後に勃発した日中戦争やアジア・太平洋戦争中に使用されたり、戦後には非軍事化による兵器の廃棄や掃海処分が行われましたので、このようなしっかりとした形で実物の機雷が残っているのは全国的にもとても珍しく、貴重な資料でございますので、是非八幡竈門神社へご参拝する際には、こちらの機雷にも目を向けてみてください!👍✨
撮影地
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】


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