前回より引き続き、多用途支援艦げんかいの艦内からお届け致しますが、大きなコンパスがあった艦橋を通過し、次にやって来ましたのはマストでございまして、そこには色鮮やかな国際信号旗が霧がかった白い空に向けて掲げられておりました!🏳️🌈
国際信号旗は海上において船舶間での通信に利用され、その基準は国際信号書によって万国共通に定めわれた世界共通の信号となっておりまして、古くからは中世ヨーロッパより使用されてきました。
18世紀以前までは今とは異なる形で使用されていた信号旗でございますが、18世紀になるとイギリス海軍に所属するリチャード・ハウ提督によって数字を意味する複数の信号旗を用い、それらの数字を符号として単語へと置き換えて、それらを繰り返し船に掲揚することによって文章を含めた通信として使用する方法が考案され、その後幾度か改良が重ねられて、現代でも使用している通信手段の形となっていきました。
国際信号旗には大きく分けて4種類の旗が存在しておりまして、アルファベットを意味する文字旗が26枚、数字を意味する数字旗が10枚、代表旗が3枚、回答旗が1枚の合計40枚で構成されているようです。
ちなみに今回げんかいに掲揚されていたのはアルファベットを意味する7枚の文字旗でありまして、写真を見ながら私が読み取ってみたところ、「Welcome」の文字であることが分かりました!😆✨
歓迎の言葉を国際信号旗でも表現して頂けるなんて、何とも粋な演出でございました!👍✨
撮影地
撮影機材
Camera: OM-5【OM SYSTEM】
Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】
コメント