PhotoBlog:328 豪華絢爛の客室

Photo No.328 豪華絢爛の客室/撮影地 広島県 呉市 幸町

旧呉鎮守府司令長官官舎内の応接所の見学を終えまして、次に向かったのは玄関ロビーを越えた先にある客室なのですが、簡易的な面談を行う部屋が応接所であるならば、この客室はまさに上客をもてなすための部屋といった、実にエレガントな風貌をしておりまして、豪華絢爛でありながら、それを客人に見せることで、呉鎮守府司令長官の権力を誇示するような、そんな雰囲気を感じさせる部屋でございました✨️

現在の旧呉鎮守府司令長官官舎は、1991年(平成3年)から1996年(平成8年)まで行われた大規模修復事業により、旧海軍が保有していた時代に近い姿を取り戻したようですが、実は修復以前は今とは全く異なる様相をしていたようでして、戦後、旧海軍が解体された後にこの司令長官官舎に入ったのは、連合国の駐留軍でございました。

駐留軍が司令長官官舎に入ると、官舎の外装及び内装はガラリと変更され、外壁には全面白いペンキが幾重にも塗り重ねられ、そして内装も、この黄金色に輝く金唐紙の壁の上に、外壁と同じ白いペンキが塗られまして、部屋は全面真っ白に塗り上げられておりました。

部屋を白く塗られたのはこの客室だけでなく、応接所や食堂など、洋館部全体に至りまして、復元時にはこれらの白いペンキを全て溶解剤とケレンで剥ぎ落とし、木部には建築当初と同じ種類のペンキを使用して塗っていき、壁紙の方は、白いペンキの下から出てきた元々の金唐紙の生地のデザインを参考に、当時の製法と新たな復元方法を駆使して再現された金唐紙が貼られております。

ちなみにこの客室の金唐紙は「草花と昆虫」の金唐紙となっておりまして、緑色の生地に、金の草花とトンボやチョウやカブトムシといった十四種類の昆虫が金属箔で描かれておりまして、これらは春をイメージしてデザインされたものなのだそうです🌸🦋

今回の写真の写真集掲載先はこちら(写真を拡大して見ることができます)

撮影地

撮影機材

Camera: OM-5【OM SYSTEM】

Lens: LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH. H-X09【Panasonic】

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