PhotoBlog:329 長官舎の食事風景

Photo No.329 長官舎の食事風景/撮影地 広島県 呉市 幸町

旧呉鎮守府司令長官官舎内の客室の撮影を終えて、その場で後ろを振り返りますと、すぐそこには食堂が広がっておりまして、黄金色に輝く金唐紙に覆われた部屋には長いダイニングテーブルと幾つものダイニングチェアが置かれておりまして、ここで様々な来客を食事でもてなしながら、海軍の行く末を話し合っていたと思うと、なんだか感慨深いものがありますね😌

応接所や客室での撮影では、部屋の様子を第三者視点から眺めるような構図で撮影したのですが、今回の食堂での撮影ではちょっと見せ方を変えまして、招待された来客の一人称視点に立ち、主人である司令長官を正面に、そして横にはその一族に囲まれながら食事をするといったシチュエーションを想定して、この写真を撮らせて頂きました📸✨

いやぁ……想像ではありましたけど、この席に座って長官殿と対峙すると考えただけでも緊張し、食事をしていても味がまともに感じられないんじゃないかと思うほど、威厳に満ち溢れた一室となっておりました😅

こちらの食堂についてですが、壁紙は他の部屋と同様に金唐紙が使用されているのですが、写真を見て頂くと天井にも模様が入っているのが分かりまして、実はこの天井の模様も金唐紙となっており、さらにこの天井の金唐紙は復元されたものだけではなく、明治時代に建築された当初の金唐紙が一部そのまま残っているのでございます。

戦後駐留軍が入った時代に、この食堂の壁や天井も白いペンキで一面塗られ、平成の修復事業の際にそのペンキが剥がされたのですが、大半はペンキによってダメになっていたり、老朽化によって痛んだりしていた金唐紙だったのですが、この食堂の天井の金唐紙は多少は色落ちしていたものの、状態が非常に良かったので、建築当初のものをそのまま残すことができたのだそうです。

その後、2005年(平成17年)の長官官舎100周年を機に、古くなった天井の金唐紙は新たに復元された物に貼り替えられたのですが、ライトが付いている格子の一部分には、まだ建築当初の金唐紙がそのまま残っており、明治期の金唐紙と平成期に復元された金唐紙を同時に見比べることができる、貴重なスポットとなっております。

今回の写真の写真集掲載先はこちら(写真を拡大して見ることができます)

撮影地

撮影機材

Camera: OM-5【OM SYSTEM】

Lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II【OM SYSTEM】

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